ThinkPad X60s の HDD を SSD ( Solid State Drive )に換装 090412
ThinkPad X60s のHDD (100 GB) を,SSD サムスン MCCOE64G5MPP-0VA ( 64 GB で最も安価な SLC ) に換装した。
安いMLCタイプのSSDを使うとプチフリ(ーズ)により音が途切れる可能性があることと,寿命1万回が嫌なのでのでSLCタイプにした。
(最新のDRAM buffer内蔵のMLCではプチフリは起きない。)
プログラムやデータ,レジストリ等の設定,MBR を消さずに別のディスクに移動させる場合,前より大きい容量のディスクに移すのは簡単だが,小さいディスクに移すのは簡単ではない(結果,2日 半徹状態)。
1.オリジナルHDDのバックアップ
オリジナルHDDの内容が壊れても大丈夫なように,同容量の別の外付けHDDに環境,MBR を含めてバックアップ。
安全のため ThinkVantage の Rescue & Recovery と,製品リカバリー・ディスク のDVDディスクを焼いた。
2.オリジナルHDD をデフラグ
WindowsXp付属のソフト DisKeeper LT では思ったようにはデフラグできなかったので, http://shop.vector.co.jp/service/catalogue/diskeeper/ より Diskeeper 2009 Professional の体験版をダウンロードして使った。
3.ディスクのクローン作成
Acronis True Image 11 Home を使用。SSD を2.5"外付けケース( USB 接続)に取り付ける。
ThinkPad にはリカバリ(DtoD)用の特殊な隠しパーティション(FAT32)があるので,はじめ,EASEUS Partition Master 3.5 Home Edition (フリー)や,パーティション・コマンダー10などでSSDに同サイズのパーティション(FAT32)を切り,内容をイメージ・コピーしたが不成功。MBRがうまくコピーできなかったようだ。
True Imageは,元より小さいディスクに対してもクローン作成ができ,MBR もコピーされた。
4.SSD を X60s 内蔵 HDD と交換して終了
5.Crystal Disk Mark2.2 によるベンチマーク結果 ( 5 × 50 MB )
|
READ |
WRITE |
Sequential |
97.09 |
86.10 |
512k Random |
92.99 |
62.80 |
4k Random |
16.36 |
4.95 |
6.WM8741評価ボードの試聴
構成
1394a 同軸S/PDIF 以降アナログ
X60s → Fireface400 → WM8741評価ボード → Digital ATT → 6dB/oct. CRチャンデバ → 4way Amp.
電源:電池 電池 シリーズ 電池 電池
ソース Linn 24/192 の FLAC format を Samplitude10.2 (10.2 から FLAC をサポート)
Fireface から S/PDIF 出力を出すのは TotalMix ミキサーに慣れないとうまくいかない。
手っ取り早くやるには,OPTION から Matrixウインドウ を開き,Out 1 → SP 1, Out 2 → SP2 の
ルーティングを追加する。
ASIO 設定でも Samplitude10.2 で 24/192 の FLAC を再生できた。
FF400 の代わりに ESI Quatafire610 でも 24/192 のアナログ再生はできるが,
S/PDIF 出力は96kHzまで。アナログの音も FF400 に比べたら価格相応。
7.試聴2 090409
1394a S/PDIF同軸
X60s → Fireface400 → 評価ボード
全部個別のバッテリー駆動
ソフト Samplitude10.2
ソース LinnとHiResの24/192 FLAC
Fireface400 アナログ出力と,評価ボードの出力とを比べると,FF400 の方が空気感が良い。評価ボードの出力は何か硬い感じ(高域が聴こえなくなってきているので何をテストしているのかは怪しいが)。
LinnとHiResとでは音が違うので面白い。
FF400のS/PDIF出力で劣化している可能性もあるので,別のパソコンでAES16eから直接評価ボードにS/PDIFでつなぎ,同パソコンに1394a接続のFF400のアナログと比べてみる予定。
WM8741 のフィルタ特性を切替えても違いはよく分からない( 24/192 では特性の違いは数十kHz以上に表われるので,分からなくても不思議はない。44.1 kHz サンプリングでは違いが分かるかもしれないが,試していない。)
24/192の場合,始めにUSBケーブルをつないで,セットアップ・ソフトを立ち上げないと評価ボードから音が出てこないので少し面倒。そのうちハードウェア設定にしないといけない。
8.試聴3 090412
PCIe の Lynx AES16e を使うため Vaio RA52 (P4 3.6GHz 1.5MB) を使用。
AES/EBU S/PDIF同軸
@ RA52 → AES16e → Canare BCJ-XJ-TRB(トランス)→ 評価ボード
電池電源
1394a
A RA52 → Fireface400
電池電源
@,A を比べると,A のほうが雰囲気感や躍動感が上。@ はストレスを感じる。
A で電源を付属SW電源に変えると,@ と同様のストレスがあるが @ よりはまし。
結論: WM8741評価ボードで気分よく音楽を聴くには,フィルタ周りと電源のコンデンサを
取り替えるなどした方がよいのではないか。
9.試聴4 090412
FF400だけで,IEEE 1394a接続とS/PDIF接続(スタンドアローン)とでアナログ出力を比べた場合,1394a接続の方がほんの少しクリアかな?程度の違い。電源を電池から付属のSW_ACアダプタに替えると殆んど分からなくなる。